正解するカド 第2話インプレッション
なるほど、ファーストコンタクトものなのね。
これは古くて新しいテーマだわな。
これまで数多の思考実験がなされてきたテーマであるのに、世相の変化とともに常になにかしら新しい切り口が生まれてくるテーマでもある。
ただまあ、現時点ではそれなりにオーソドックスな展開だ。
相手が人間の形で登場したのは超テクノロジーによる人間の認識理解そして再構成によるインターフェースの構築、ということで、これはもうオーソドックスといってもいいくらい。
最初の接触において全くの摩擦も被害も出さず、むしろ人間側にストレスなくコミュニケーションを可能にしてくれてるというのはかなりイージーモードなファーストコンタクトだろう。
するともう話の焦点は、相手の実体とコンタクトの目的となる。
カドは境界体、これはわかる。
全ての源流であるノヴォ、これはまだわからん。
そしてコンタクトの目的は人類に思考を強いること、そしてそれが唯一の正解?
ならばタイトルの意味はわかった。
カドが正解しているのならば、カドは思考しているのだろう。
つまりはカドもしくは源流のノヴォが実体であり、その目的は人類に思考させること。
人類の思考がコンタクトの目的ということは、(SF的に)一番必然性が高いその目的とは・・・
「フェデッセンの宇宙をその源流とする、創造主の箱庭宇宙への干渉・情報収集」
ということになる。
これ自体、かなりアレンジが繰り返されてきたテーマであるが、もしそうだとして、
さて野崎まどはこれを如何にして現代・現在のテーマとしてくるのかな。
こんな決め打ちをするのは、、もちろん予想の斜め上を行ってくれるほうを強く期待してるからである。
楽しみー(^ ^)
この考察の詳細補足はこちら
http://amori.hatenablog.com/entry/2017/04/25/184634
その他の正解するカドの記事はこちら
amori.hatenablog.com