櫻子さんの足下には死体が埋まっている
アニメ版が好きだったので初回を観てみた。(原作未読)
原作ファンはどうかわからないけど、少なくともアニメ版のファンには「コレじゃない・・・」が炸裂だろうなあ。
まず初っ端からの主人公の環境の独自設定が作り物過ぎる。
キャスティングの数こなすため?
でもって、重版出来や校閲ガールの成功例を形だけ真似てみたのかな?
原作ってそんなコメディ要素強かったっけ?
主人公のキャラクター設定も、背景説明もあまりにもぞんざいだ。
もうここまで来ると、櫻子さんのお嬢様度が崩壊してるのももはや気にならない・・・
個人的には、舞台を旭川から八王子に変えたことをわざわざメロンのデザートにかけて断ったところが一番がっかりして「そこは原作設定にエクスキューズするんかい」と突っ込んでしまったよ。
もしかしたら後ろのエピソードで旭川が必要だったのかもしらんが。
まあ、原作のミステリとしての要素を切り出して、キャラを立てたコメディとして再構成するという制作意図があるのなら、それはそれでもう少し様子を観てもいいかなと思う。
けど来週のエピソードは、母子家庭の悲劇を描く人によってはかなりキツイ話だぞ。アニメ版は北海道の寒い風景と相まって、それは胸を掻き毟られるようなものだった。それにこのエピソードは櫻子と正太郎の関係をシリアスな意味で一歩進めるものでもある。
かなりコメディ寄りに振った初回からこの第2話に繋ぐのは、シリーズ構成に相当の自信と勝算があるるのか、それともなーんも考えてないのか、とりあえずはここまでは見届けよう・・・
役者さんたちにはなーんの問題もないのに、今の所色々と迷走感とコレじゃない感が強過ぎる。