行列式の計算
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amori.hatenablog.com
で省略した、超立体の体積計算でのグラム行列式の計算は、普通に行列式計算の展開をすれば求まります。
以下がその過程です。
#意外にも最後に二項定理がでてきます。
対角要素が1、その他要素をp として一般化します。
(2022/02/06追記)
さらに一般化したものはこちらです。
行列の非対角成分が一様な場合の行列式 - amori's blog
グラム行列式についてはもっと簡単な計算方法がありました。
2行目以降から1行目を引きます。
2列目以降を1列目に足して1列目2行目以降をゼロにします。
三角行列になったので、
(追記終わり)********************
(以下、旧記載)
対角要素が1、その他要素をp として一般化します。
計算しやすいように分離します。
第2項を,1行1列の要素がpである行列として、その行列式をD'とします。
D'を展開します。
よって、
なので
もとの式に戻します。見やすいようにとして、
これをn=2まで展開し、
すべて合計すると右辺左辺のが相殺され、
なので、
に戻して、
これ、2項定理の最初の2項の和ですね。なんでかわかりませんがw
というわけで、の時は となります。