amori's blog

よろず技術系と趣味関係の雑記です。アニメの比重が高くなってます・・

GRスナップ: 博物館

上野国立科学博物館の企画展は写真撮影OKなことが多ので、ついつい撮りまくってしまいます。
これは現在開催中の英国自然史博物館展の展示のひとつ。

博物館の展示は意外に明暗差が大きいので、フォーカスポイントと露光ポイントがずれての失敗を多々やってしまいます(^_^;)

この写真は全体に明るくヒトデと背景が丁度いい距離感だったので思ったよりも面白い絵になりました。

F2.8 1/50 ISO1600

ISOはもうすこし下げたいとこですが、ノイズが目立たない絵なのでまあOKですかね。
シャッター速度もわたしには手ブレするかどうかのギリギリのとこです。
これを撮った時は、首にかけるストラップをピンと張って構えてなんとかブレを抑えました。

竜雷太祭りw (犯罪症候群・貴族探偵)

溜まってた「犯罪症候群」を観たら、竜雷太が大企業のトップの役で、駆け落ちした息子と嫁を追い込んでた。

で、そのまま「貴族探偵」で桜川家当主の役の回の解決編で
「シリアスからコメディと振り幅すげ〜なw」
と笑いながら観てたら、最後にキャラクターが見事に収束してしまったわ・・・

いや、「貴族探偵」は原作既読なので、終盤の月9展開のあたりでは一緒に観てたツレには「原作ではもちっとダークな背景を匂わせてたんだけどねー」と訳知り顔で解説してたのに、ドラマの方が明示的にブラックに振ってくるとは、足下すくわれたー(^_^;)

まさか貴族探偵のスタッフ、犯罪症候群のキャスティングまでネタとして狙ってたということはないよね・・

正解するするカド ・・ヤハクィは何しにNIPPONへ

次は総集編なので、ちょっと回を戻って考察を。

異方存在がなぜ日本に来たかについては、ヤハクィが「日本はパンを分け与えるから」と答えてますが、これは日本の国もしくは国民性のことを言っているのではないと思います。

だって人間の思考や国家の機能についてはコンタクト後に理解したわけですから国民性が判断基準であるはずがありませんから。
(ただしこの宇宙がノヴォが作ったバーチャルな宇宙だという前提においては時間をロールバックして何回かコンタクト点を探した結果という可能性もありますが、これまでの描写から少なくとも1回目の状況が続いているという前提ですすめます)

ではノヴォがこのタイミングで日本をコンタクトポイントとしたのなぜか?

それはノヴォの目的(のための手段)である人類の文明の超加速を促するのに文明と科学の進歩が一定の水準まで熟した、と判断かたからでしょう。

その評価基準は、おそらくはエネルギーの高度利用と情報処理量の増大でしょう。

コンタクト前にノヴォが観察できる現象はかなり限られたものでしょうから、エネルギーについては原子力エネルギーの使用そしてエネルギー流通の動向、情報処理量についてはネットワーク及びスーパーコンピュータの発展が観測に引っかかったのかなと思います。

日本はエネルギーの輸入消費はトップレベルで原発稼働数も多い。そしてそのエネルギーによる工業製品がエントロピーが低い情報を持つものとして世界に配分されています。
ネットワーク経由での情報処理発信量も世界的にかなりの規模です。
羽田空港という場所では旅客量もトップレベルなので、エネルギーや情報の流量が多く、人間をひとつの情報処理装置としてみると、エネルギーと情報が世界と大量に行き来している場所と考えららます。

まあ、このような条件を満たす先進国は他にもありますが、日本はその密度と長期にわたる経済成長として抜きん出ているかと。

そしてなんといっても、人口が集中する都市エリアで核エネルギーの放出が観測された唯一のエリアですから・・・

正解するカド 第6話 世界を変えるどころか・・(O_O)

amazon primeで最新話をはやく観られることに、今頃気がつきました(^_^;)

これまでの「正解するカド」の考察はこちら
amori.hatenablog.com


今回のノヴォ移転の話は、新幹線の陸上輸送エピソードみたいだなあ、と思ってたら、真藤のハードワークが最後の爆弾の伏線になってたとは・・・

(以下、第6話の内容を踏まえての考察になりますのでネタバレ注意)


今回な「爆弾」の意味を掘り下げるために、ノヴォの人類へのコンタクトの目的予想を繰り返しますと、

「人類が存在するこの宇宙とは、そもそもノヴォが作り出したもので、その目的は、知的活動体及びその文明の発現、そして文明発展の加速によってノヴォを超える知識と真理を得ること」

です。

よって、無限エネルギーの次は無限の情報処理能力を与えるだろうと踏んでたのですが、

甘かったー(^_^;)

人類の文明発展の加速のためには、人類の宇宙の側のキャパそのもの上げなくてはならない。よって人類自体の活動キャパを上げるために睡眠不要という人類改造を提示してきましたね。

やっぱ、ノヴォは人類を情報処理としてみなしており、徹底的にチューンナップしようとしてるんだなあ。

例えていうなら、
Google(ノヴォ)が未知の最強の囲碁プログラム(ノヴォの目的)を作るために、AlphaGo(宇宙)を作り出し、
機械学習(文明発展)を加速高速化するために、タスク(人類)の処理能力(活動効率)をあげる
・まずはタスクのためのリソースを強化し(ワム)、
・次はタスクのアイドル時間(睡眠時間)の削減だ

てな感じでしょうかw

AlphaGoが人類数千年分の囲碁の対局を数カ月で試行錯誤と学習するように、
人類の文明発展はノヴォ側からの時間クロックに対して桁違いに速いサイクルで動いているのでしょう。

ですからノヴォ側の(人類から見て)遅いリソースに頼らずに、人類側で閉じた形で加速する手を打ってきたのでしょう。

つまり直接に情報処理能力を与えるのではなく、
情報処理能力を自身で加速できる能力として睡眠不要という改造なのですな。

・・ブラックだなあ。人類側に選択権あるんでしょうか(^_^;)
ここからが交渉の本番ですな。

ツバキ文具店 回を重ねるごとに多部未華子が素晴らしい

www.nhk.or.jp

もうね、わたしの語彙ではこのドラマでの多部未華子の素晴らしさを伝えきれないですよ。

尊い」とでも言えばいいのでしょうかね(^_^;)

今回は嫁姑の掛け違えた想いの絡れを解きほぐすというお話でしたが、そのエピソードに鳩子の母への想いの解放を重ねる流れは王道かつ絶品でした。

是非原作もチェックしようとは思ってますが、ドラマが毎回ほんとに良いので完結するまでお預けです。

#エンディングで鳩子があくびするカットがたまらなく好きです(^。^)

サクラダリセットはハードボイルドだ

まあタイトルで全てです。

ハードボイルドというとタフな探偵が主人公のバイオレンス・犯罪小説というものですが、
狭義におけるそのスタイルの本質は「感情や批判・批評を排除して物語を客観的に描く」というものです。
ですので「タフな探偵」というのは、彼が遭遇し巻き込まれる暴力的や理不尽な状況を客観的に描くのにうってつけの手段のいちオプションにすぎません。

サクラダリセットがハードボイルドであるというのは、荒唐無稽で特異な舞台設定における極めて技巧的なプロットを客観的かつむき出しにして読者に見せているというところです。

淡々としている主人公とヒロインの設定はその狙いを実現するために見事に機能してると思います。

ハードボイルドラノベとして観ると、また面白味が深まると思いますよ(^。^)

正解するカド 第5話 展開が早い(^。^)

前回の感想予想で、「無限エネルギーの次は無限情報処理能力でその展開はもうちょっと先かな」、と書きましたが、
半分あたって半分は予想を超えてきました。
ノヴォの最終的な目的である(とわたしが妄想している)人類の文明を急速に進めて、ノヴォにも未知である真理や原理を得るという展開において、ノヴォ側の知見を人類に伝えるというステップが、無限情報処理能力だと踏んでいたのですが、
ワムの原理を伝えることでその端緒にするというのは予想外でした。

なるほどなー、ノヴォ側からのワムの生産数には限界があり、それが地球側でのエネルギー格差による紛争をもたらすのは文明の発展を阻害するものであり、ノヴォの目的に反するわけですな。
ならば地球側に直接ワムを作らせることを可能にすれば、その生産力は一気に拡散できる。

そこで問題となるのは、ワムの原理を如何にして人間に理解させるか。

品輪博士を電波暗室に入れてワムを観察させたのは、博士の脳細胞を電磁的な影響を与えることでワムの原理のインスピレーションを実体化させ、人間の理解てきる形の情報に翻訳させるためで、品輪博士が適格者というのは、彼女の理解力洞察力がすでに観察分析されていたからでしょう。

次はカドの移設という感じなので、いよいよ人類にカドの原理が伝達されるのかな。

[ちょっと追記]
今回のエピソードがうまいなあと感じたのは、世界全部を的に回して状況をひっくり返すという流れが、総理による空前絶後なw情報の爆弾を炸裂させたことであり、作画上は極めて地味だったところですね。
神のハンマーが振り下ろされる展開はさぞや派手なものになるかと思ってたんですけどね。
ノヴォの行動原理に完全に即してますし、その結果としてジワジワとくるインパクトの凄さは脚本の勝利ですわな(^。^)

次がほんとに待ち遠しい。

これまでの考察はこちら
amori.hatenablog.com