amori's blog

よろず技術系と趣味関係の雑記です。アニメの比重が高くなってます・・

天使の3P(スリーピース) インプレッション

バンドものラノベという設定に惹かれて原作の第1巻だけ読んだ記憶があって、メモを掘り返してみたら、
「ロリ要素は記号に過ぎず、引きこもり青年が社会に向き合う成長譚、のプロローグ」
とありまして、
そうだった。
結局、引きがあんまり強くなくて続巻には手を出してなかったんでした。

しかし安定した人気は出たようで、その後も巻を重ねてたのですね。
そして、満を持してのアニメ化。

第1話をさっそく観てみました。

「昔読んだ原作の印象そのまんま。というか、むしろ少女たちの記号化が原作以上に甚だしい・・・」

というのが一番の印象かつ感想です。

導入からの主人公の引きこもり具合の描き方はとても自然かつテンションを抑えたもので、それがこのアニメの全体のトーンを示しているんだろうな、と印象づけられたのですが、
後半で登場した少女3人は、もうベッタベタのキャラ設定で、モジモジ/ハキハキ/無表情、おっさん的理解では、みくる/ハルヒ/長門有希、とまあ原作通りと言えばその通りなんですが、フリフリのロリロリとここまでなんのてらいもなくステレオタイプな設定を持ってくるとは、もうこれは「あえて」やってる感が強いです。
すこーしシリアスっぽく始めて、ニートが妖精(少女)たちにお願いされて、って、異世界転生ものですかw

・・と書いて、あ、案外この理解が「あえて」のところにマッチしてるのかな、思い始めました(^^;

引きこもりニートが、天使(少女)に連れられた行った先には、主人公がスーパー能力を発揮できるガジェット(ビンテージ・インストゥルメンツ)という宝の山。そして試行錯誤を経て天使たちを救う・・・うん、完全に異世界転生フォーマットだわ。

なるほど、こう考えてみると、記号感しかなかった少女たちが、フォーマットの力を背景にしてしっかり存在感を得られるかもしれないですね。

もっとも、わたし原作への理解が足りてない故かもしれませんが、アニメ化においてシリーズ構成の骨格を整えての展開とも思えますので、これはちょっと追いかけてみようかなと思います。


それに、音楽にはランティスが入っているので、楽曲や楽器・演奏描写は力入っててそれも楽しみです(^_^)

最初だけってことはないよな・・・