amori's blog

よろず技術系と趣味関係の雑記です。アニメの比重が高くなってます・・

正解するカド 第10話 ・・異方≠高次元

前回の展開から、第10話で語られた内容はまあ予測の範囲内でした・・悪い意味で(T_T)

沙羅花他の異方存在が我々の宇宙を創世から観てた、ってのはまあいいとして、なんでメンタリティがそんなに陳腐な人間くさい自然志向なんですか・・

でもって、バトルも結局、愛が全てを救うみたいな展開に加えて、気がついたら事後のワイシャツサービスカットとかw


・・・ここまでベッタベタの手垢にまみれた展開を見せられると、逆にもう一回ひっくり返し返してくるんではないかと期待してしまいますわw

というのは、今回のエピソードで「次元」というワードを安易に使っているのにとても違和感を覚えたからです。

第3話でヤハクィが自分たち(もしくはノヴォ)の世界を「異方」と呼び、真道が「高次元世界」と例えたのを「その例えは齟齬がある」と否定しました。
このやり取りはこの宇宙がバーチャルリアリティとしてノヴォに作られたもの、と確証するひとつでもありました。

なのに今回のエピソードでは、
こちらの世界に入ってしまうと次元が落ちてしまう」とか
「高次元のままの私に勝てるわけがない」とか、そう言えば前回での説明も「高次元世界での情報不足」をコンタクトの理由としてたり、
どれも最初の「次元」の扱いとずれを感じてしまいます。

まあ、これを合理的に解釈するならば、
ヤハクィも沙羅花もこっち側にいるがために、高次元な存在に転化してる」
というう理由付けと考えられなくもありません。

それ故に、これからノヴォ本尊への干渉が始まり、この作品の当初の「人類との共通理解がありそうで怪しい超知性体との不穏なファーストコンタクト」というテイストへ回帰することにまだ希望を持っているのです。

それに、創世の頃にいた沙羅花以外の異方存在の行方もまだわかりませんし、品輪助手の活躍もあるかもしれず、さらに残り2話でもビジュアルの隠し球が残ってるそうなので、まだまだ新たな展開の希望は残ってると信じてるのです。

ただ、11話の予告だと、沙羅花と真道の反撃っぽい描写があったやうな。まだベタ展開かなあ。
ま、このまま終わってもトータルリコール以来の夢オチ投げっぱなしジャーマンという怪作として納得しますけどね(´ー`)