田中一成さん、ありがとうございました。(ハイキュー!! Season 3 第8話)
ついにこの時が来てしまいました。
ハイキュー !! (第3期)烏野高校vs白鳥沢学園高校 第8話。
声優、田中一成さんが、烏養(繁心)コーチに声をあてた最後の回。
ハイキューは本当に大好きなシリーズで、歴代アニメの中でマイオールタイムベストの作品、
スポーツものでは間違いなくNo.1です。
このアニメの素晴らしさを語るべきポイントは多々あり、声優陣による魅力的なキャラクター達もそのひとつです。
それ故、第3期放送開始早々の田中一成さんの訃報は大きなショックでした。
烏養コーチ、いや田中一成さん、白鳥沢との戦いを最後まで見届けてくれないのか・・・
第1期の最後。ほろ苦い敗北を選手たち受けとめさせ、次に導いていく幕切れは印象的で、烏養コーチの存在・田中一成によるキャラクター造形によって作品の格が完成したと感じたものです。
県大会決勝戦のみに集中した第3期。見事な脚本と演出、そして声優陣が魂を吹き込んだ登場人物たちによって、話を重ねるごとにどんどんと緊迫の度合いを盛り上げてくれています。
1話終わるごとに「よしコーチとここまで来たぞ」と、毎回思っていました。
そしてついに第8話、物語の終盤。最終セットにもつれ込んでいた試合で、烏野は最後の1点ところまで追い込まれます。
もう極限の疲労の中にある選手たちにの間に漂う重い空気。もうタイムもとれない。
そんな状況で烏養コーチが立ち上がり絶叫します。
「下を向くんじゃあああああああねええええええええ!!!!」
「バレーは上を向くスポーツだっ!」 笑顔。
また頭を上げる選手たち。そして負傷退場からツッキーが戻ってきた。
ーーーーエンディングへ
・・・・・・・これが田中・烏養コーチが遺した最後の言葉なのか(T_T)
もともとそうだったのか、それとも構成を変えてここに持ってきたのかはわかりませんけど、これはスタッフの愛と敬意を感じずには入られません。
本当に最後の最後の土壇場のところで選手の頭を上げさせて笑顔とともに去っていくなんて、(いや、去ってないけど)本当に烏養コーチらしいじゃないですか。
田中一成、ありがとうございました。
(今頃は木星にでも遊びに行ってるのかなあ( ; _ ; ))