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amori's blog

よろず技術系と趣味関係の雑記です

赤羽といえば「錆」

なんかたまたま、ここのところ続けて朝ドラ観てたんですが、今週は洗濯機の耐久試験の、(暮らしの手帳がモデルの)出版社とメーカー複数社の公開試験というか公開討論のお話をやってました。

話は、偉そうなことを言ってた悪徳メーカーが、致命的な不良・偽装設計を指摘されてギャフン(死語)という安心の予定調和の展開。

安全性・信頼性の検証というものが朝ドラにおいてどのように描かれのか、技術屋としてちょっと興味を持って観てました。あと、フィクションとはいえあからさまな悪役の電機メーカーを設定すると「あのメーカーってどこがモデルだろ」とか勘ぐられるでしょうからメーカーの名前にも気を遣ってんだろうなあ、とか思ったり。

で、その悪徳メーカーの名前は、AKABANE、赤羽ですね。ぱっと連想される特定のメーカーはないので無難なとこ選んだな、と観てたんですが、
結末の「コンセントに使うべき真鍮ネジを、コスト削減のためにメッキした鉄ネジで偽装。それが原因で錆が出て発火の危険もある不良製品」ということがバレるくだりで、おおっ(^。^)っと思ってしまいました。

というのも、たぶん偶然だとは思うんですけど、特定分野の技術屋には「赤羽」言えば「錆」、「錆」といえば「赤羽」なのです。

うんうん、と頷いてるあなた、鉄ちゃん、もしくは鉄道信号保安関係者ですねw

「赤羽事故」とか「赤羽対策」というのは鉄道関係の教科書にも乗ってる用語でして、
この事故はつまるところ、レール表面の錆のせいで保安装置が列車の検知に失敗し、信号保安装置がそのレールのエリアに列車がいないものと誤認し、結果危険な制御をしてしまった、というものです。

鉄道のレール表面は実はとても錆びやすく、終電から始発までの短い時間でもレール表面には薄く錆が出て、列車検知性能にこそ影響はしませんが、始発電車の先頭車両では車輪とレール間の電気の流れは明らかに低下します。車輪がいくつか通過すれば錆は剥がれるので特に問題はないのですが、もし列車が通る線路がたまにしか通ることがないルートだった場合、湿度などの環境によっては車輪が通過してもレール表面の錆が直ぐにはがれないほど錆が出てしまい、信号保安装置が列車を検知し損ねて制御を失敗する可能性が生じます。

この原因が元で実際に赤羽駅で起きた脱線事故が「赤羽事故」であり、この教訓は後の信号保安装置の安全設計に活かされています。

というわけで、特定分野に関係する人には「赤羽」と「錆」とは非常強く関係付けられワードなのです。

連ドラのは偶然だとおもいますが・・以外に「鉄」の人は業界にも多いからなあ(^^;;