amori's blog

よろず技術系と趣味関係の雑記です。アニメの比重が高くなってます・・

「正解するカド」インプレッション

タイトル以外は全く事前情報無しで視聴しました。以下、印象の推移。

「あ、これセルルック3Dなのか。ずいぶん3Dもこなれてきたなあ。けど、キャラクターの造形が悪い意味でセルに寄りすぎてるような・・」

「お、異世界とのゲートが開くのかな?GATEみたいな感じだろうか。「交渉」がキーワードだよな」

「閣議シーンはシン・ゴジラの影響を感じずにはいられないが・・・アニメ制作期間を考えて脚本演出に取り込む余裕あったのかなー。」

「んーーー、メガネっ娘科学者が一気にラノベ臭を増大させたな・・・これで直球のハードシリアス路線からは外れたようだ。まあ、幼女キャラでないだけまあいいか。」

「もうちょっと社会側へのインパクトを描けなかったかなあ。ほんの2、3カットか、画面の片隅のテレビ報道や新聞紙面、ネットニュースなどをもっと使うとか。全般にシーンごとの情報量が足りない感じ」

「なんか出たーw ファーストコンタクトもの? 相手が人型というのことで一気にファンタジー系へシフトしちゃったか」

「・・・・・え"?! 脚本 野崎まど(*⁰▿⁰*)?!」

これは無茶期待。手のひら480°(微妙)返しで継続決定。

その他の正解するカドの記事はこち
amori.hatenablog.com

「犯罪症候群」始まってたのか・・・

貫井徳郎原作の症候群シリーズのドラマ化「犯罪症候群」始まってたのか。

WOWOWで予告みてたもんだから、てっきり地上波とWOWOW両方で放送するんだと思ってた。(全録しといてよかったあ)

 

3部作の最初の2つ「失踪症候群」「誘拐症候群」を地上波(東海テレビ制作フジ系列)で放送し、最後の「殺人症候群」を6月にWOWOW放送という編成なのね。

 

これは実に「わかってらっしゃる」とい役割分担ですわ。

 

最初の2作も十分面白いのですが、「殺人症候群」はこれら2作を贅沢にも前フリのセットアップとして実に重いテーマをぶち込んでくれます。初めて原作を読んだ時には、そのテーマを消化するのに結構時間がかかったような気が・・・

 

もしあなたがこれから原作を読むのでしたら、絶対に「失踪」「誘拐」を読んでから「殺人」に進んでください。順番違ったら後で絶対に後悔しますから。

 

ドラマもやはり地上波を観てからををwのをみたほうがいいのでしょうね。

 

どこまで原作のあの重さを脚本におとしこめるのか、楽しみです。

 

 

ΣのΣ

先の記事
amori.hatenablog.com

で式をこねくり回してたら、

 \displaystyle \sum^n \sum ・(m回)・\sum 1 = {}_{n+m-1} C_m

ということに気がついた。

なんの役に立つはわからんが(-_-;)

例:
 \displaystyle  {1 = {}_{any} C_0  \\
    \sum_{}^n 1 = n = {}_{n+1-1} C_1  \\
    \sum_{k=1}^n \sum^k 1 = \sum_{k=1}^n k = \frac{n(n+1)}{2} ={}_{n+2-1} C_2 \\
    \sum_{k=1}^n \sum_{j=1}^k \sum^j 1 = \sum_{k=1}^n \sum_{j=1}^k j = \sum_{k=1}^n \frac{k(k+1)}{2} = \frac{1}{2} (\frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n(n+1)}{2}) \\
 =\frac{1}{12}(2n^3+3n^2+n +3n^2+3n)=\frac{1}{6}(n^3+3n^2+2n)=\frac{n(n+1)(n+2)}{3!}={}_{n+3-1} C_3 

 }



この等式の理屈は意外に簡単で、組合せ問題を2通りで表現することに相当します。
例えば、「6個の玉を3つの組に分類する。ただし玉に区別はなく組は区別はする。」という問題を考えます。
ひとつの組に少なくとも1個の玉を割り振るとすると、その組合せは
 \displaystyle {}_{6 - 1}C_{3-1} = \frac{5×4}{2×1} = 10
です。6個の玉「◯」を一列に並べて玉の間(6ー1=5箇所)のうち2(=3ー1)箇所選んで仕切り「|」をいれる、という考え方です。

◯|◯|◯|◯|◯|◯

こんな感じで、n+m=6、m=3-1 が相当します。

この問題は、組み分けで0個を許し、3個の玉を3組に分けるとしても全く同じです。(各組に1個づつ最初から割り振ると考えます)
そうすると玉と仕切りの関係は、
|◯|◯|◯|
となり、四箇所の仕切りの選択は重複を許し、また両端は固定なので、結局ふたつの可動仕切りを四箇所に配置するという問題と等価で、その計算は
4+3+2+1
で、仕切りの数がΣの数ということです。

n乗和の公式導出(チート編)

数式をこねくり回していて、

「あれ?4乗和の公式ってどんなんだっけ?」

となって、ふと「どうせ5次の多項式になるんだから係数さえ求めりゃいいんじゃね?」と思いついて、
実際試してみたら、正当な導出方法よりもむしろ楽チンなのではないかと思いました。

もーしかしたら受験の時の非常手段にも使えるかもしれないのでまとめておきます。

3乗和まではしっかり刷り込まれてますな(^^)
\displaystyle \sum_{k=1}^n k=\frac{n(n+1)}{2}
\displaystyle \sum_{k=1}^n k^2=\frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
\displaystyle \sum_{k=1}^n k^3=\left(\frac{n(n+1)}{2}\right)^2

試しに2乗和の公式の係数を直接求めみましょう。
まず式を3次の多項式かつ定数項はゼロと決めつけw
 \displaystyle S(n) = an^3 + bn^2 + cn
とします。
 \displaystyle S(1) = a + b + c = 1 \\
S(2) = 2^3 a + 2^2 b + 2c = 1^2 + 2^2 \\
S(3) = 3^3 a + 3^2 b + 3c = 1^2 + 2^2 + 3^2

この1次方程式をとけばいいわけで、行列形式で係数だけを並べてみると、

 \displaystyle \begin{bmatrix}
 1 & 1 & 1 \\
8 & 4 & 2 \\
27 & 9 & 3
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix} 1 \\ 5 \\14 \end{bmatrix}

数字の並びがシンプルなので上の式を順番に下の式に代入していけば結構簡単に計算できます。
 \displaystyle \begin{bmatrix}
 6 & 2  & 0\\
24 & 6 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix} 3 \\11 \end{bmatrix}
からの
 \displaystyle \begin{bmatrix}
6 & 0 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix} 2 \end{bmatrix}
 \displaystyle a=\frac{1}{3}
これを2番目の \displaystyle 6a+2b = 3に入れて \displaystyle b=\frac{1}{2}
でもって \displaystyle a+b+c = 1だから \displaystyle c=\frac{1}{6} となり、
 \displaystyle \begin{align} S(n) = \frac{1}{3}n^3 + \frac{1}{2}n^2 + \frac{1}{6}n \\
   =\frac{n(2n^2 + 3n + 1)}{6} \\
   =\frac{n(n+1)(2n + 1)}{6} \end{align}

ちゃんと求まりました。
厳密には数学的帰納法で全てのnについて成り立つことを確認する必要がありますが、まあそれは明らかなので本命の4乗和 \displaystyle \sum_{k=1}^n k^4 について同様に求めてみましょう。

5次の多項式と決めつけて
 \displaystyle S(n) =\sum_{k=1}^n k^4= an^5 + bn^4 + cn^3 + dn^2 + en
から、

 \displaystyle \begin{bmatrix}
 1 & 1 & 1 & 1 & 1  \\
32 & 16 & 8 & 4 & 2 \\
243 & 81 & 27 & 9 & 3 \\
1024 & 256 & 64 & 16 & 4 \\
3125 & 625 & 125 & 25 & 5
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \\ d \\ e \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix} 1 \\ 1 + 2^4 \\ 1 + 2^4 + 3^4 \\ 1 + 2^4 + 3^4 + 4^4 \\ 1 + 2^4 + 3^4 + 4^4 +5^4  \end{bmatrix} = 
\begin{bmatrix} 1 \\ 17 \\ 98 \\ 354 \\ 979  \end{bmatrix}

 \displaystyle \begin{bmatrix}
30 & 14 & 6 & 2 & 0 \\
240 & 78 & 24 & 6 & 0 \\
1020 & 252 & 60 & 12 & 0 \\
3120 & 620 & 120 & 20 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \\ d \\ e \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix}  15 \\ 95 \\ 350 \\ 974  \end{bmatrix}

 \displaystyle \begin{bmatrix}
150 & 36 & 6 & 0 & 0 \\
840 & 168 & 24 & 0 & 0 \\
2820 & 480 & 60 & 0 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \\ d \\ e \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix}   50 \\ 260 \\ 824 \end{bmatrix}

 \displaystyle \begin{bmatrix}
240 & 24 & 0 & 0 & 0 \\
1320 & 120 & 0 & 0 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \\ d \\ e \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix}   60 \\ 324  \end{bmatrix}

 \displaystyle \begin{bmatrix}
120 & 0 & 0 & 0 & 0
\end{bmatrix} 
\begin{bmatrix} a \\ b \\ c \\ d \\ e \end{bmatrix} =
\begin{bmatrix}  24  \end{bmatrix}
これで a=1/5が求まり、順番に逆算すると、
 \displaystyle \begin{bmatrix} a & b & c & d & e \end{bmatrix}  =
\begin{bmatrix}  \frac{1}{5}  & \frac{1}{2} & \frac{1}{3}& 0 & -\frac{1}{30} \end{bmatrix}
となります。よって公式は
\displaystyle  \begin{align}  \sum_{k=1}^n k^4 = \frac{6n^5 + 15n^4 + 10n^3 - n}{30} \\
= \frac{1}{30}n(n+1)(2n+1)(3n^2 + 3n -1)  \end{align}

この式が正しいことは数学的帰納法で確かめられます。

試験で使う場合は、例えばこちらのサイト
http://mathtrain.jp/yonjo
で説明されている王道の手法がよいでしょう。

ただ、この方法ではn乗和の公式の求めるのに、(n-1)乗以外の和の公式が必要なので、nが大きくなると計算の手間が急激に増大します。

多項式の係数を直接求める方法はn元1次方程式を解くことに相当し、n次の公式を直接求めることができるので、4次以上の公式については導出の手間はこちらの方が少ないのではないかな、と思います。

検算の一手法もしくは公式ど忘れした時などにご利用ください(^ ^)

ちなみに、このn乗和って、なんでこんなに規則性がないのかな、と思ってたんですが、この記事の整理していて、その理由がわかりました。

詳細は次の記事の「ΣのΣ」を参照下さい。

第12.1話からのジャパリパークの成立と放棄に関する考察

サンドスターによるフレンズ化という未知の現象と、
ジャパリマンによる食糧供給という人工的なシステムの成立との関係が謎であったのだが、

第12.1話でのフェネック
「しばらく歩いていたからサンドスターが不足してる」
というセリフで、
実はフレンズはジャパリマンがなくてもサンドスターによって活動エネルギーを得ることが可能ということが判明した。

ということは、ジャパリマン供給システムとは、
フレンズたちをジャパリパークにおいてサンドスターなしでも生存可能とするために人工的に構築されたシステム
であろうことが推測される。

よって、ジャパリパークの整備と放棄について以下のような経緯が考えられるのではなかろうか。

・ある時、サンドスターによるフレンズとセルリアンの発生という現象が観測された。

・有機物由来のフレンズは元の生物の特性をおそらくは遺伝子情報の解析という形で保持し、
・無機物由来のセルリアンは、フレンズを元の動物を再構成するという機能をもっていることが推定された。

・人類はフレンズを研究するために、フレンズをそのまま状態で保持する環境を準備した。これがジャパリパークの前身となる。

・フレンズの生態系を観察するための環境を阻害するセルリアンの発生を防ぐためにサンドスターの発生を抑止した。

・フレンズへのエネルギー供給として、サンドスターの代わりにジャパリマン供給システムを整備した。

・捕食行動をとらないフレンズたち安全であるため、研究機関と併設してアトラクションとしての一般公開設備が整えられた。これがジャパリパークである。

・時が経て、ある時サンドスターの発生をコントロールできない自体が発生し、巨大なセルリアンが発生した。

・巨大セルリアン排除のために武力行使までしたが失敗し、サンドスターのコントロールもできなくなり、最終的にジャパリパークを放棄することになった。

・残されたフレンズは、残像するジャパリマン供給システムによるエネルギー供給、セルリアンによる捕食そしてサンドスターによるフレンズ発生、というあらたなバランスを持つ生態系を生きることになった。


・・・そしてヒトが去ってから幾歳月
バンちゃんがヒトのフレンズとして生まれたところから物語は始まった

ひるね姫 ・・観といてよかったあ

すんごい面白かったです。

予告観て、どうしよっかねー、と思ってるあなた。
予告の情報は忘れましょう。あれはほんとに酷い。
潜在的な客層だけだなく、神山ファンですら優先順位下がりますよ。

どんな作品かというのはたしかに難しいですけど、強いて言えばサマーウォーズに近いかな。ひと夏の冒険、ヴァーチャル世界と現実の事件のリンクとか。

いやね、わたしも正直優先順位低かったんですよ。
場合によってはオンエア落ちかなあ、とすら思ってたんでが、近々たまたま倉敷に行く用事ができたんで、せっかくなので先に観ておこうと出かけてきました。

いやあビックリしました。
劇場やテレビでかかってる予告編はなんだったんだ、と σ(^_^;)

ほんと観といてよかったあ。
断言します。いったん予告の情報は忘れるべきで、
アニメが好きな人、神山監督に少しでも思い入れがある人なら観て損はありません。
いやむしろ今現在の時点で観ておくべきでしょう。

時代設定が、東京オリンピック直前というすぐ過去になってしまう近未来であるだけでなく、お話のキーがもろにアップトゥデイトなものであるため、この作品の意味は今後毎年変化していくでしょう。

2017年の今だからこそ観える風景の中にある作品です。ちょっとでも気になる人は是非是非劇場へヽ(・∀・)

以下、ネタバレなしの見所ポイントを。

この作品には古今のアニメ作品の名シーンのオマージュに溢れてます(°▽°)
特にジブリ関係。もう、あからさまなぐらいw

けどこれはサービスや遊びではなく、神山監督らしい合理的な演出だと思います。
この作品は予告で描かれているように、夢の中のおとぎ話と現実がリンクしていくというのがポイントで、夢は主人公(ここね)がみてるのですから、アクションやスペクタクルなシーンは、当然ここねの想像の範疇であるわけで、それが古今のアニメというのは合理的でしょう。
逆に言えば、夢のシーンで元ネタがあからさまではないところについても、アニメ以外の知識も含めてなんらかの背景があるわけだ、そう思ってシーンを思い返すと、あれはあれかなあ、などと考察が始まってしまいます。

そういえば現実のシーンでもモロのオマージュあったなー(^ ^)

終盤のクライマックスについては色々と構成が手が込んでるようです。

次のお休みにはせひ劇場へ。

GRスナップ: うえのパーク

今回はただのスナップ

人がいなくて白黒にするとなんかそれっぽいなあ(^。^)

本当ならば、白黒モードにしてキリッとさせてこそのGR使いなんですけど、楽しい動物園で忘れてましたわ


しかしなんというか、けものフレンズは本当にパワーがありますわ。
生物(なまもの)が苦手で動物園などにはほとんど行ったことなかったのに、もちろん今回出かけることになったのはたまたまなのですが、
そんなわたしが嬉々としてハシビロコウにカメラを向け、率先してグッズまで買ってくるようになるとはσ(^_^;)

(ちなみこの写真はGRではなくGXRでの撮影です)

何か大きなものに、背中を押された感すらあります・・